介護難民!

五十代の後半に退職をして両親に付き添い 介護生活を続けていた12年間は 毎日ケアハウスと病院の往復が続き主治医と看護師さん ケアマネージャーと 介護福祉士 さんとの会話の中で家族が判断をして出さなければいけない答えは悩みながらもその場で即決し後日とか後ほど等と云う曖昧な返答が出来なくなっていました

同居生活が始まる前までは誘われると二つ返事で顔を出していた私ですが 付き添い 介護 の生活に入ってからは それまで親交のあった人達との交際が疎遠になり 気が付くと周囲から孤立しお付き合いの輪が徐々に崩れていった事は否めない事実だと理解していますが厚生労働省の発表によると2012年には家庭や病院と施設等で介護を受けることのできない 介護難民 が約550万人存在し 団塊の世代 が75歳以上になる2025年には約700万人にまでなると計算され・・・

団塊の世代 のど真ん中にいて独居生活をしているオジサンは 介護難民 になる可能性は間違いのない事実だと確信していますが 先ずは今の中途半端な健康状態を何時まで維持していられるのかを気にしながら戦々恐々と処方箋を服用しています

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