願いを込めて(2)

チャンスセンターの「億万長者の入り口」をくぐり抜けて三つ並んでいる発売窓口での出来事でした

誰もが分相応で身の丈にあった金額を握りしめ 夢を追いかけて並んでいたはずなのですが 目の前で順番を待っていた年配の男性が窓口でさりげなく「連番とバラでヨンセン、四千の八千枚」の・ヒ・ト・コ・ト・
おもむろにカバンの中から取り出したのは帯の付いた札束が二つと¥¥¥(二百四十万!)
窓口の中では慌ただしく二人がかりで「券」と「現金」のチェックが始まりました
隣で購入していた方とそのあとに続く方の驚きと気まずそうな顔・・・・
そして 小分けに山積みされた券の束をカバンに詰め込み 平然と立ち去って行きましたが、呆気に取られボー然と見守っていた周りの人達も我に返り何事もなかったかのように「★☆くじ」を求めていました

「札束おじさん」の様子を見ていて親友から良く言われている言葉
「それは無駄遣いだべさ〜!」を思い出したのですが、ナンとも哀しいかな私にはそれだけの『宝くじ』を大人買い?まとめ買いをする資金力はもとより勇気と度胸?すら持ち合わせてはいません
どこにでも「上には上が有る!」って事はヨ〜ク 分かっていたつもりなのですが 久しぶりに我が身とのギャップ、生活感と価値観の違いをマザマザと見せつけられ、そして思い知らされてしまいました
あらためて 有るところには アルモノが有るんです ネッ

現実を見極め予定通り☆宝くじ☆を購入して帰路に着いたのですが、この日はいつもの様に押し寄せて来る期待感も消え失せてミョーに気持ちが打ち拉がれてしまい気の抜けた トホホ の オジサン でした