ゴールデン・W

いよいよ来週から「飛び石連休」に入りますがそもそも『ゴールデンウイーク』の語源って?
昭和三十年代の頃は子供から老若男女の大人達までが分け隔てなく気楽に楽しめた唯一の娯楽は『映画』でした
当時は東映第二東映ニュー東映第二東映から改称)、大映、日活、松竹、東宝、新東宝など映画の制作・配給会社が四月から五月にかけて「飛び石で続く休日」に公開する映画の顧客動員を図るためにそれぞれの会社の看板スターや人気者をまとめて出演させた豪華な作品をメインに上映する期間(約一週間)を総称して『ゴールデンウイーク』と云ったのです
小さな田舎マチの目立つ場所にある映画のポスター専用掲示板には・・・
『ゴールデンウイーク提供、総天然色カラー
    絢爛豪華オールスター夢の競演三部作』
こんな宣伝文句の書かれた看板とポスターを見て胸をときめかせ、どの映画をオネダリするか幼心を?随分とくすぐられていたものです
昔は「飛び石連休」に上映する映画産業の宣伝コピーであった言葉『ゴールデンウイーク』が現在ではこの時期の休日をまとめて表現する言葉になったのです