冬来たりなば春遠からじ

If winter comes,can spring be far behind?
つらい時期を乗り越えれば、よい時期は必ず来ると・・・P・B・シェリーの詩「西風に寄せる頌歌」の一節です
東北地方は無彩色の雪景色を抜け出してようやく春の温かい息吹を感じ取ろうとしていた矢先 東日本大震災に襲われてしまいました
「想像を絶する未曾有の・・・」から始まり日を追うごとに被災者の懐にズケズケと踏み込むマスコミ各社のスクープ合戦、無神経で取り繕ったように白々しい口調で「いま何が必要ですか・・・?」等と連日繰り替えされている事務的で電気の無駄遣いとも思えるテレビ局のパフォーマンスには 「津波で破壊された『原発』や被災地の悲惨な状況と爪痕を毎日見ていれば充分に判断ができるでしょう」といささか腹立たしく思い始めてきたのは私だけなのでしょうか
そして「政治主導」を唱えていたこの政権が想像以上に小さな器であり非力な人材不足を暴露した内閣でもある事に改めて充分な理解を深めるコトができた次第です
一昨年 四十数年ぶりの同窓会で「大船渡」に在住の友人と再会を果たしたのですが パソコンや災害・伝言ダイヤルを駆使してもいまだに安否の消息がつかめず気をもんでいます
誰しもが いち早く、真っ先にとライフラインやインフラの整備を望んでいるはずですが 災害を受けられた皆様の心のケアはもとより救援活動の応援に駆け付けている関係者の皆様方の精神的な疲労や健康管理にも充分気をつけて頂きたいと切に願っています
「ローマは一日にして成らず」
一刻も早い復興と明るい笑顔を取り戻す事を祈り 全国の皆さんと共に限りのない知恵と力を集め陰ながら応援をしていきたいと思っています