五十年以上が過ぎました!

北海道の片田舎を逃げ去るように飛び出し東京で四年間の学生生活を終え親父と同じ教職の道を選び地方で暮らすのが嫌で東京の会社に勤め都会での生活を満喫していたのですが唯一の不満は年末になると今も昔も厄介な邪魔者と称している雪が無い事だけでした

春先に決算を終えた後この秋 札幌に新しい百貨店ができるので転勤する予定でいて下さいと内示を受け千載一遇のチャンスと思い有頂天になっていると二ヶ月も経たぬ間に内示は取り消されしょぼくれているとその百貨店で経験者を募集している との情報が入りならばその百貨店に勤めてやろう と思い一筋の光を探し当て中途採用の試験を受けるチャンスに恵まれ無事に合格をしたのは良いものの給料の交渉を疎かにしていたので給料は当時八歳年下の高卒男子と同じ待遇でした

前職では責任者を任され接客や商品管理・取引先との折衝には慣れていたので上司の下でチームの兄貴分として持てはやされ毎年進級昇格試験を受け萎んでいた風船を順調に膨らませていると中途採用のメンバーは五年十年と時の経過と共に開店時から毎年採用していた大卒が役職に就き始めると東京からの出向者を含めて出る釘は打たれ出ない釘は抜かれ世代交代とも云えるチームの若返りと組織の再編成が始まり 時はバブル景気👈のど真ん中でヘッドハンティングが横行し新たな活路を見い出す仲間も現れ私もその誘惑に便乗し甘い汁を口にした一人ですが数年後バブル景気に陰りが見え始めると同時に長いあいだ時間をかけて膨らませてきた風船は徐々に空気が抜け始めどんな空気入れを使っても元の大きさに戻る事も無く定年を前に両親の介護に専念するため職を離れ波瀾万丈な十年一昔を五回も体験し現在はコロナの影響で動きが取れず独りで静かに余生を楽しんでいます