我慢!と 忍耐⁉

 二月の初旬に新型コロナウィルスが道内で発生 したことをきっかけに異変の始まり? を投稿しその後の経過を続投していましたが感染者がアジア圏から世界中に蔓延し これほど大きな問題になるとは思ってもいませんでした

不要不急の外出は控えましょうと云われているさなか昭和に生まれ敬老パスを利用している昔の若者達が聞く耳を持たずに集まる小さな居酒屋で顔馴染みになった諸先輩が戦後生まれの私に語る戦中戦後の話は学徒動員で兵役についた父に当時の世相や体験を聞いても亡くなるまで一言も口にしなかったのでタダタダ耳を傾け聞き入ってしまうばかりでした

八十代の大先輩曰く戦時中に軍事物資と称して自宅で使用中の鍋と包丁だけを残し全ての金属製品を根こそぎ持っていかれた時は戦争に負ける予感がした事や終戦後には祖父母と両親が着物や家財を農家に持って行き食材と交換して食い繋ぎ 家族が闇市 (やみいち)に行ってお金が足りず手ぶらで帰ってきた事をしみじみと語りアンタさんヨッ!戦後の生活物資が乏しい時代を乗り越え高度成長期にひと汗かいてきたジジイが平成から令和の世を見ていると人との和や繋がりよりも自分に都合の良いワガママを優先する人間の平和ボケが増えてコロナ騒動はそんな人間の心と生き様に警鐘を鳴らして問いかけてきた難題だろうと思うけど 今は目先の出来事を耐え忍ぶ心構えと それを乗り切るための努力と思いやりが必要でないかい?と問いただされそうですねっ!とひと言返しただけで静かにグラスを傾けていました