1964,東京オリンピック

我が家には亡父が『その時代の出来事を思い出すように!』と集めていた記念硬貨の中に東京オリンピックの開催を記念して発行された硬貨が遺品として残っています


五十年ほど前、家族と共に過ごしていたオホーツクの小さな田舎町に銀行は一軒も有りませんでしたが夕食時の食卓テーブルの上にキラキラと銀色に光り輝く東京五輪記念硬貨がさり気なく?「これを見よ」といわんばかりに置いてありました
そして、これが生まれて初めて見た記念硬貨です








当時は自分の物ではなかったのでさほど大きな感動や感激も無く気にもしていませんでしたが街中の大人達は子供を学校に送り出した後この記念硬貨を得るため田舎の小さな郵便局に行列を作って並び先を争うように求めていたとは夢にも思っていませんでした
『親の意見と冷や酒は後で利く』なんて例えもありますが今となって家族に残された遺品とその思い出を重ね合わせてみると『親思う心にまさる親心』と云うコトになってしまうんでしょうかネェ〜!
子供のいないオジサンの独り言でした。。。